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2024年3月21日

フランス小麦視察 6

この農協さんが経営する製粉工場に訪問しました。見た感じ我が社と同じ内陸工場で同じようなサイズ感にも親しみを感じました。ここの製粉工場はロールの台数やシフターの部屋数などいずれもわが社より少ないですが、時間当たり13㌧の加工だそうで我が社の2倍以上の生産能力となります。しかも稼働率もほぼ100%近くで多くの小麦粉を生産しています。日本との決定的な違いは、白い小麦粉を求められる日本に比べ、色にはあまりこだわらないフランスのニーズに合わせて、ピュリファイヤーとい機械がないことです。(日本ではこの機械のおかげで色の白い部分の抽出が可能になります)日本では1等粉2等粉3等粉の取り分けがあるのに対し、フランスはほとんどの場合ストレート挽き(実の部分と皮を取り分けるだけ)のような感じを受けました。この製粉方法にもあのフランスで食べるフランスパンの独特の風味旨味苦味の秘訣があるのかもしれません。