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2019年1月17日
平成の30年とは何だったのか(その4)
平成11年~15年
長いトンネルのすっぽりと入ってしまったこの頃、ミックス粉の設備を徐々に増やしていきます。今思えばとんでもない博打にでたなと自分でも思います。先代の父もよくこんな無謀なことを許してくれたなと感謝の気持ちでいっぱいです。依然として苦しい状態が続いていますが、この頃小ロット生産の貴重さを経験します。小ロットブレンドできる会社は日本でそれほど多くないことに気づいた頃です。(後々この気づきは大きな意味を持ったと思います)
しかし売上といっても、主力の小麦粉の売上が激減していますから、ミックス粉が少し売れたくらいでは焼け石に水です。
この時季になるといつか良い時代が来る。というような幻想はどこにもありませんでした。でもどうしたらこのトンネルから脱出できるかはまだまだ見つかっていなかったのです。