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2016年9月22日
私の履歴書から(その1)
日本経済新聞の今月の私の履歴書は、吉野家ホールディングス会長の安部修二氏です。
以前にご講演も拝聴したことがあったので興味深く読ませていただいております。
9月10日掲載分にすごく勉強になる部分がありました。それは最初に配属された築地店でのこと。僅か20席の店舗に一日1000人が来る。お客様はプロばかり。牛丼にも好みの味や盛り付けを求めるそうです。すべてが常連さんで顔を見ただけでつゆだくやネギ抜き頭大盛りなど10種類くらいを提供しなければならなかったようです。(つゆだくや頭大盛りは最近できたものだと思っていました。創業当時からあったとはびっくりですね。)必死でお客の顔とメニューを覚えたそうです。この当時からプロダクトアウトではなくマーケットインの考え方が実践されていたのですね。顧客個別対応の弊社の考え方にも通じるところがあります。