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2016年2月15日
ミャンマー(その10)
この国は停電がたびたび起こることから自家発電装置を持っています。また品質管理はしっかりやられていて、小麦の分析、小麦粉の分析等の設備は整っています。若い社員が一生懸命グルテン検査(小麦粉の団子を作り水で洗い流してグルテンを抽出する検査)をしていたのが印象的でした。
全体的な印象は、小麦粉マーケットが今一番底でこれから右肩上がりになるだろうということです。それに対し供給側が2社しかないという現状があります。短期間での工場増設は日本では考えられないことです。実需側には海外からの小麦粉の輸入もあるのでしょうが、まだまだ売り手市場の感が強いです。