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2015年7月9日
台湾小麦粉事情(その2)
台湾と日本の小麦制度の大きな違いは、完全自由化民間貿易か国家貿易かの違いがあります。
台湾は完全自由化で原料調達は各企業が自由に行う仕組みです。台湾では製粉会社の協会を作り、そこが窓口となって共同で原料を調達しているみたいです。
台湾では35件くらいあった製粉会社が現在19社くらいに減っています。さらに飛びぬけた大手メーカーもなく、こうした共同での買い付けになっているものと思われます。日本が現在の国家貿易の形が徐々に変化し、民間での買い付けが必要となった時には、大変参考になるスキムだと思います。