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2015年5月7日

西田 昂 回想録3

父の大きな転機は昭和30年代に訪れます。それまでわずかな量しか挽くことのできなかった工場を、大量に挽砕できる工場に改造しようという計画です。

当時の製造責任者は大量に作ることは従業員に過酷な労働を課すことになるとの理由で大反対したとのことです

。父は敢然といいきったのです。「このままでは会社はなくなってしまう。理解できないなら責任者を退いてくれ。」それから世紀の大工事が始まります。

スポートをすべてはずし、ダイヤグラムを自分で考え、大量に効率的に、品質の良い小麦粉を採るためのライン構築に取り掛かりました。

製粉工場はそれほど長く停止するわけにいかず、昼夜敢行でわずか一週間くらいの期間で仕上げたのです。