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2015年4月30日

西田 昂 回想録1

父は実質創業者の祖父と正に二人三脚で旭製粉の創生期を支えてきました。若かりし頃より工場をまかされてきました。原料の調達、製粉工場の運転、出荷準備、小麦粉の分析等を一手に引き受けていたのです。旧工場は川べり(おそらくは水車製粉のなごり)に建つ木造の古い建屋です。その二階にあばら家のような部屋に寝泊まりして仕事をしていたみたいです。工員さんが帰省する盆や正月は特に一人で業務をしたこともしばしば。またこの頃は原料が92Kgのドンゴロスに入っていて一日何度も運んだり、22Kgの小麦粉を千袋積み込んだり、相当ハードな仕事だったみたいです。

結婚してからは今の家で暮らしていましたが、私の幼いころの印象は毎晩遅くに、白い作業服に無精ひげをはやした粉まみれの父の姿でした。