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2013年8月19日
戦後の我が社③
この作戦は成功します。黒いけれど立派な小麦粉がとれ、それを近くのせんべい屋さんに持って行ったところ高評価を得て納品に成功し、集金をしてその月の所帯を乗り切ったそうです。
今でも親父は会社に出社し、若いミラーマンに厳しく指導しています。特にフスマに粉がついているときなどは、本当に厳しいです。その原点は与えられた原料を宝物と思い無駄にするでないぞ。という教えがあるように思います。
この教えは時代が移り変わってもしっかり次世代に引き継いでいく責務があるように思います。戦後は遠くなってもその時の苦労は今の時代に大きな教訓を残してくれています。