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2025年4月17日

秋播性小麦

出雲の小麦プロジェクトのセミナーにおいて新たなことを学びました。小麦には秋播き(冬)と春播きの小麦があるということは皆さまも周知の事実だと思います。今回学んだのは、秋播きの小麦の中にも、秋播性の品種があるということです。秋播性の特長は、寒くなるまで花芽ができないことです。土の下にいることで、低温を回避し凍霜害を未然に防ぐことができます。令和6年度の島根は11月に雨が続き作柄が伸びない結果となりました。このような害ももいかしたら回避できるかもしれません。産地によっては恵みの品種となる可能性が高いです。現在島根の強力品種は「はるみずき」ですが、これを秋播性品種に変えることで安定した単収が望めるかもしれません。しかし収穫時期が少し遅くなるデメリットもあります。遅くなると収穫が梅雨入りするリスクが出てきます。品種の選定は難しいですが、秋播性は一つの有力な選択肢だと感じました。