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2024年9月2日

令和米騒動

米がなぜこのように不足したのか?そこには根深い問題があるように思います。毎年10万トンずつ減少している米の消費量、これは一人当たり毎年1kg米の消費が減退していることを示します。当然米の生産量も減少しています。(1970年は1253万トンが2020年には776万トンになる)減反政策等で米から他の作物への転作や耕作放棄地になったところなど様々です。また高齢化で農業従事する人が減ってきていること。こうした背景に異常気象が重なるとたちまち不足になるわけです。今回の食糧基本法の改正の柱は、食料安全保障にあると思います。いかに安定的に国民に食糧を供給できるのか?がテーマとなります。今回の米騒動は一つの現象だと思います。今まで当たり前にあったものがなくなる時代、そんなことが起こらないよう、農業政策は官民共同で行わなければなりません。