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2012年11月19日

立ち食いうどんそば(その4)

ところでそばが江戸時代に庶民の間で定着したのにはそれなりの理由があるみたいです。当時、日本では小麦は西日本では収穫されていたけれど、東日本では気候の関係で小麦よりそばを作付けしたらしいのです。またそばは小麦がとれない地方や凶作時の代替作物であったそうです。

 そばを捏ねて生地を伸ばし細く切った生そば状態のものを蒸篭に入れ蒸した後、水で冷やすと大変美味しいざるそばになったらしいのです。今でもすのこのザルにそばが乗っているのはその名残だという説もあります。

 2×8で16文になったとい落語があります。高級品の小麦粉は高いので2割にし、そばを8割にしてつくったので、2×8で16文になったという落ちです。実はこの16文という価格は今の相場で180200円という説もあります。すなわち一般大衆が日常食として毎日食べることのできる価格であったことは間違いないようです。