大手製粉と中小製粉（その３）

大手製粉が大工場を臨海に集約されるのは当然のことと思います。一つはコモディティーとしての小麦粉の安定供給にあります。もう一つは大工場への集約で稼働率をさらに高め効率的で低コストのオペレーションの実現が可能となります。今後、小麦粉の場合は国際競争力を高めなくてはならない点からも、私個人の意見としては、すごくありがたいことだと感じています。最も問題なのは、大手製粉のあるべき姿ははっきりしてきたにも関わらず、中小のあるべき姿がはっきりしていないところにあると思います。中小製粉の役割は何なのか？私の会社の役割は何なのか？を真剣に考え、行動に移す時ではないかと考えています。