スエズ運河事故

このところスエズ運河でコンテナ船が通路を塞ぎ、多くの船が通行不能になっているということが大きなニュースになっています。地中海と紅海を結ぶ世界の交通の要所であり、大西洋とインド洋、ヨーロッパとアジアをつなぐ非常に重要な水路がたった一隻の大型船の座礁でストップするのも驚きです。この運河ができるまではアフリカ大陸最南端の喜望峰をまわるルートでした。この事態を受けて喜望峰を回るルートを検討している船舶もあるとか。このルートだとスエズ運河利用と比べ、7日前後輸送日数が伸びます。わが社もフランス産の小麦をスエズ運河利用で輸入しています。（今回通過した後のようでした）日本企業の多くも事態の成り行きを注視しているのではないでしょうか。早い復旧を望みます。

※2021年3月30日に運航再開しました。