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2020年3月19日

売上至上主義に対する疑問(その2)

特に製粉会社の場合、固定費が大きく占める装置産業なので、出荷袋数が最重要項目になってきたのだと思います。確かに大手製粉会社のように90%を超えるような稼働率の工場に生産を集約した会社はそれが正しいと思います。しかし中小製粉はすでに稼働率が落ちていることから稼働率での戦いは避けるべきというのが私の出張でした。売り上げを追い求めすぎると、無理な営業活動が増え、価格が信じられない下落を引き起こします。今の価格が維持されて出荷量が増えれば利益は増えるのですが、今より価格が下がって売り上げが伸びても、さほど利益が増えない、あるいわ利益が減るといった奇妙な現象が起こります。