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2019年12月5日
オーストラリア(その4)
今年はメルボルンのあるビクトリア州はそこそこ豊作でしたが、北のクィーンズランド州、ニューサウスウェールズ州が大不作に陥っています。そのため例年とは少し違う現象が起きています。通常メルボルンからの荷物は90%が輸出、10%が国内消費になります。しかし北が大不作のため、豪州の国内需要向けがショートし、比較的豊作な南のビクトリア州から国内向けの穀物が出荷されています。従ってメルボルンからの出荷のうち45%が輸出、55%が国内消費向けになっているそうです。あるエリアの極端な不作は玉突き現象をおこし様々な影響が出ています。ちなみに輸出の穀物の半分はコンテナーだそうです。この部分は我々のような中小企業にとっては小ロットの買い付けという点から利用価値はありそうです。