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2019年6月3日

価格弾力性

価格弾力性はとても聞きなれない言葉ですが、新聞にその解説があったのでご紹介します。定義は「ある製品の価格変化に対して需要や供給がどの割合で増減するかを示す指標。例えば10%値上げすると20%減る製品があるとすると、需要の価格弾力性は2となる」

つまり価格弾力性が1を超える製品は消費者が、価格の変化で敏感であることになります。値上げをしたから売上が減ったというのは、まさに価格弾力性に弱いとなります。原材料、包装資材、物流費、人件費、その他諸経費が軒並み高騰する中、各食品メーカー様も必死の努力でコストを抑えてきました。しかし限界をむかえた時、値上げという苦渋の決断を迫られます。その結果需要が落ち込むことは非常に難しい経営判断になります。価格弾力性に弱い商品は、競合他社がたくさんいる、似たような代替があるなどオリジナリティーの乏しいものが多いようです。この観点から見ても、独自性、他社とのポジショニングの違いが明確でなければなりません。