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2017年7月24日
不滅の法灯(比叡山延暦寺)
日本では古来より祭事や神事には灯火を大切にしてきました。比叡山延暦寺の根本中堂には1200年灯り続けている不滅の法灯があります。延暦寺は最澄(伝教大師)が約1200年前に開かれました。それ以来厳しい修行の場として多くの人々を鍛えてきました。その根本中堂の中に、最澄が灯したお光があります。これが不滅の法灯です。これは最澄の願いだったのです。最澄の願いとは「自分の地位のよらず、人のために尽くし、互いに尊重しあう心をもって一隅を照らす人となる。」
その象徴がこの不滅の法灯であり、後に続くものがこの願いを継承していくことがとても大切だと思います。
信長の焼打ちにあったときは、山形県の立石寺に分灯されていた灯火が再度持ち帰られたそうです。