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2017年4月17日

ビジネスモデルの破たん

先月、中堅の格安旅行会社が破たんしました。1998年に設立され約20年での倒産となります。負債総額150億円、裏返すとそれくらいの売り上げがあるわけです。実際平成28年の決算では195億の売り上げを叩きだしています。20年でこれだけの売り上げになったのは、他の旅行会社とは違うビジネスモデルを作り成功したのでしょう。格安の航空券やホテルを仕入パッケージにして薄利多売で利益を出すことができた時は、素晴らしいモデルであったと思います。しかしこの20年は、飛行機の小型化や、インバウンドの海外旅行者の世界的増加、為替の変動といった様々な外部要因が激しく変化した時代でもありました。

今回の倒産は、放漫経営といった側面もありますが、それと同時にどの業種も外部環境の変化への対応の遅れは致命的な命取りになることの事例であると思います。こうした事例は、私たちを取り巻く外部環境変化が自分の事業にどのように影響するのか。その備えとして次に何をしなければならないのかを考える良い機会だと思います。