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2017年1月12日
マツダの復活(その2)
2004年、マツダは宇品第二工場の閉鎖に追い込まれます。当時の社長は断腸の思いであったと言います。バブル崩壊からマツダの屋台骨は揺るぎます。フォードの傘下で再建を進めますがあまり芳しい結果は得られなかったようです。
06年には極秘裏にこんな話があったとか。
「10年後のマツダ車の形を作ろう」
普通の長期経営ビジョンではない、10年後のロードマップをきっちり決める。世の中にないものを作る。目指したのは「世界最高エンジン」でした。燃費性能を最大2割高めてとことん「走り」を追求するスカイアクティブ。10数年ぶりの明るい話題に開発陣の士気はあがったようです。
ポイントは10年後のロードマップ。ここにあったのではないでしょうか。