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2013年12月19日

韓国製粉事情(その4)

韓国の製粉会社は現在8社。(ちなみに日本は99社)そして原料グループは3グループになります。

自由化の過程の中で淘汰され残った大手製粉によって成り立っています。ここが日本との最大の違いです。

もう一つは韓国の地理上の特長です。小さな国でしかもソウル近郊に人口が集中していることもあり、小麦の三分の二は首都圏に集中しています。残りは南エリアでプサンを中心としたエリアです。したがって小麦の揚げ港が、仁川と釜山の二港のみとなります。製粉会社もこの二港の近くが多いのです。日本は縦長の地形であり、北海道の小樽港から沖縄まで実に十九港あり小麦の配船オペレーションは複雑になっています。韓国が日本より比較的製粉工場の集約化が進んだ要因のひとつが、地形の特長にあるのかもしれません。