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2013年7月22日

三輪そうめん(その3)

最初は油を使わない製法でした。(現在は主に綿実油を使う)「より」をかけて麺を伸ばす工程がなかったため、細長いものではなく縄状の「索麺」と呼ばれるものでした。このころうどんのルーツとなる「こんとん」ほうとうのルーツとなる「はくたく」などの唐菓子と総称されるものも登場します。

細い麺になったのは平安時代をこえて鎌倉時代。油をつけて麺を伸ばす技術、挽き臼の伝来、小麦の生産量の著しい向上などの理由で現在の素麺の原型ができたわけです。

この頃「こんとん」を細く切った「切り麺」がうどんの原型になっています。食品の開発は同時多発的に興るケースが多いのです。

素麺が文献に登場するのは南北朝時代の「庭訓往来」が最初です。結構民衆の認知度も高かったことがうかがえます。