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毎日新聞(2004年2月13日発行)

当社が、フランス・シャルトル市近郊産の「シャルトル小麦」の輸入を始めたことについて、毎日新聞(2004年2月13日発行)「地域のニュース」に掲載されました。

仏産の小麦で本場の味

桜井の製粉会社が輸入 試作パン出来上々 表面パリッと中はふっくら おいしさ「全国に」

桜井市上之宮の「旭製粉会社」(西田昂社長)は同市と友好都市提携しているフランス・シャルトル市近郊産の「シャルトル小麦」20トンを初めて輸入した。製粉・試作したフランスパンは「味も香りも格別の出来栄え」という。長谷川明市長は「経済交流と、文化交流、国際友好を深めるためにもすばらしい」と、期待を込めて話している。

旭製粉は従業員80人。江戸期に創業、46年に現在の社名になった。主に地元特産そうめんの材料、ふすま(小麦粉の製粉加工で出来る皮の粉)などを作り続けている。
小麦の仕入れ先は国内産のほか、カナダ、アメリカ、オーストラリアなどだが、昨年、貿易商社の住友商事から「シャルトル産小麦輸入」の商談があった。西田社長の長男で同社常務の定さん(39)は10年前、パリへ新婚旅行に出かけたときに食べたフランスパンの味が忘れられずにいた。「あの、おいしさは小麦粉にあった。ぜひフランスの小麦を輸入したい」とシャルトルの農協と契約を結んだ。
シャルトル市はパリの南西約100キロの農業地帯。気候・土壌が良く、品質の優れた小麦の栽培地。輸入小麦の残留農薬検査でも日本の農業基準に適合していた。

旭製粉では、シャルトル産と、国内産の小麦粉を使い、同じ条件で別々にフランスパンを試作し、定さん、長谷川市長らが試食した。「シャルトル産のパンは、表面がぱりっと硬く、中身がふわっと柔らかい。小麦特有の香りと、味覚が漂っておいしかった」と、好評だった。
輸入小麦は、「シャルトル」の商標名で販売される。定さんは、「フランス小麦は自主輸入のため、関税、仕入れ価格とも高くつくが、品質の良さは抜群。本場のフランスパンの味を全国に広めたい」と、夢をふくらませている。