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2020年6月11日
小麦粉市場の未来の予測
小麦粉市場の未来の予測は、人口予測ほど正確ではありませんが、5年後10年後の未来の予測はある程度可能です。もちろん今回のコロナのような突発的現象が起きた場合は別ですが。小麦粉マーケットも人口減少、特に若年層の著しい現象とグローバル化の流れの中で、海外の商品の流通が増えるといったことで、10年後はかなりのマーケット縮小が予測されています。現在の小麦の日本国内における年間挽砕トン数については、現在の570万トンが10年後には500万トンになるという試算もでています。これもかなり信憑性をおびた数字といえます。今後はシュリンクする市場に対して価格競争で量の拡大を目標としては的外れな戦略になると言わざるをえません。中小企業の活路はこうした未来の変化に迅速に予測し対応できるフットワークにあります。