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2019年5月23日
安いと美味い
マトリックスのBゾーンを追い求めることは、それからの私の基礎となっています。美味いの物差しはこの訓練で随分鍛えられました。正確には美味いというよりも、売れるか売れないかの判定基準がはっきりしたということです。また価格も非常に重要なファクターだということも勉強しました。
美味いものをお値打ちで提供するため、そばを茹でる工夫や光熱費をどのように抑えるか?という研究を随分しました。つまり小麦粉を研究するというよりは、マーケットからの味と価格の要求事項を引き出し、それに仮説をたててその実現に向かって進む。これが先生流の開発手法です。
「市場調査は一見不要に思え、目的に対して遠回りするようだけど、実は最もゴールに近づく友好的な手段だ」