MACS80の具体的施策（その４）

最後の第四項目、愛に溢れ、社会から求められる事業展開についてです。この発想の発端は私の粉売りの30年の苦い経験からきています。小麦粉の市場は私が会社に入った昭和61年くらいから販売競争が激化してきました。二次加工の業界も淘汰が激しく顧客を失うこともしばしばでした。また下を潜った価格競争で出荷量が減るだけでなく販売単価も下落の一途をたどりました。供給過剰レッドオーシャンの市場で新規顧客を獲得するのは至難の業。これといった武器を持たない営業は、ひたすら価格条件の提示と頭を下げるだけ。これはなかなかきついものがありました。こんな思いをしてきた営業マンは私だけではないはずです。