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2015年6月22日

写真の重さ

父が亡くなる一週間前の47日にスタジオで写真を撮りました。息子が中学入学を2日後に控え家内が予約したのです。デジカメや携帯の写真がどんどん進化し写真をスタジオで撮ることがほとんどなくなったように思いますが、記念なのできちっとした記録を残しておきたかったのでしょう。私もたまたま時間が空いていたので行くことにし、父も誘ったところ快く一緒に行くことに同意してくれました。結果的には葬儀の時の遺影になったわけですが、私や孫たちと思い出に残る写真ができました。

その時のカメラマンのご主人のお話が心に残っています。「写真はその時しか撮れません。何かの用事があってこられなかったらこの瞬間の記録はできません。写真は歴史であり、記録であり、記憶である。本当に大切なものです。」まさに人生そのもの。一週間後に父が亡くなることは誰も予測できません。しかしこの時スタジオを予約し、皆が揃ったから実現したことは事実です。あの日の写真は私たちの宝物となっています。