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2014年1月6日
韓国製粉事情(その6)
現在は韓国と日本は国家間で少しギクシャクした感じになっています。どちらが正しいのかはお互いの歴史観や受けた教育が違う以上わからないです。しかし食に関してはすごく似通ったところがありそのルーツは同じような気がします。現に韓国のキムチは沢庵より消費量が増えていますし、チヂミは今や日本人の定番の食べ物になりました。今後も両国間での食文化の交流は増えることでしょう。
小麦をとりまく制度はかなり違いますが、日本も近い将来韓国のような小麦制度になるかもしれません。そのとき日本の小麦生産がどうなるのか?ひいては食糧の自給率、食品の安心安全の確保、そして食糧安全保障(有事の際の国民に対する潤沢な食の供給)、こうした諸問題がある以上、軽々に小麦の国家貿易を廃止し自由化が何でもかんでも良いのかは慎重に議論しなければならない気がします。